終活とは?
人生の終わりに向けて、前向きに準備することで、今をよりよく生きる活動です。
世界一の長寿国である日本で、高齢化と少子化は進行し続け、また経済的にも厳しい現代で、自分のエンディングに不安を感じる人が多くなったことは事実です。
例えば、自分のお葬式やお墓について考えておいたり、財産や相続についての計画を立て、身辺整理をしておくといった内容で、これらの活動を行うことで残された家族に迷惑をかけることも無くなり、また、安心して余生を過ごすことができます。
高崎市でより良く生きるために
人生の終わりに備えて身の周りを整理する「終活」をする方が増えてきました。
一方で「何をしたらいいのか、わからない」「人生の終わりについて考えるなんて気が進まない」という方もいるかもしれません。
でも、実際に終活をしている方たちはいたって前向きです。
自分のため、家族など大切な方たちのために、少しずつ準備をしているのです。
今まで考えてもみなかったこと、面倒で放っておいたこと、当たり前すぎて見落としていたことなど、いろいろなことに向きあい、じっくり考える方も多いようです。
そうしながら、今まで生きてきた道のり、そして、これから先の人生について見つめなおしていく。
終活は、『今とこれからを、より良く生きるための活動』といえるでしょう。
高崎市でも増えている終活トラブル
ただ、気をつけてほしいことがあります。
終活は生活に密着した内容になるため、『トラブルが増えている』のです。
場合によっては、オレオレ詐欺のような犯罪に巻きこまれることも。
葬儀やお墓のことなど、普段は、あまり知る機会がないので、問題が起きても気づきにくい傾向があります。
また、いざトラブルになっても、内容が内容だけに表沙汰にできず、泣き寝入りしてしまうケースも多いといいます。
人生の終わりに、こんな問題が起きたら悲しいです。
ぜひトラブルなく、「やってよかった」と満足のいく終活をしていただきたいと思います。
一見、信頼できそうな業者に注意!
終活トラブルに巻きこまれないためには、どうしたらいいのでしょう?
何よりも、あやしい業者にはかかわらないことです。
インターネットで「終活」と検索すると、たくさんの任意団体やNPOの情報がヒットします。
葬儀の業界では特に、「経済産業省~」「市民~」といった、いかにも信頼できそうなワードを社名などに取り入れているところも少なくありません。
実は、こうした傾向は葬祭業ではめずらしくないので、うわべだけの印象に、だまされないように気をつけてください。
たとえば厚生労働省認定の試験に合格した葬祭ディレクターがいると、「厚生労働省認定の葬儀社」などと銘打ってしまうのです。
でも、これは明らかにウソです。
厚生労働省が認定しているのは資格試験であって葬祭ディレクター個人ではありません。
「経済産業省」の場合は、単にご意見番のような立場で、会社とは無関係なのにハクをつけ注目を引こうと悪用したもの。
「区民~」「市民~」とある場合も、自治体などとは関係ない民間の会社が大半です。
安心できそうな名前で、受注を取ろうとしているのが現状です。
終活の一例
お金の整理
一般的に考えられることは、財産の管理や、相続の問題など、亡くなった後のお金の問題ですが、退職後の生活費など、亡くなるまでのお金の問題も含まれます。
相続・後見人
法的な効力を持つ遺言書、相続税に関する相談、後見人や見守り契約など、法律に関することです。
医療・介護の準備
もし、介護が必要になったら?
そういう時に備えて、予め、介護施設を決めておくことや、掛かりつけの医者をリストアップしておくなどの準備に関する事柄です。
エンディングノート
残されたご家族のために、伝えたいこと、伝えるべきことの整理です。
整理した文章をご家族と共有することが重要です。
葬儀・お墓の準備
葬儀の事前相談から、死後の事務委任契約など。
自分の望む葬儀の形式、費用を事前に決めておくことで、いざとなった時に円滑に進めることができます。
エンディングノート
エンディングノートは残された大切な方々へのメッセージであるとともに、これまでの人生の歩みを整理するもの。
エンディングノートは、もしもの時のために伝えておく必要のあることを書き記しておくためのノートを言います。
書き記しておく内容は、自分のそれまでの人生、残された家族や身近な方々へのメッセージ、葬儀やお墓の希望などが挙げられます。
エンディングノートには法的な効力はありませんが、家族や親族の気持ちの面において効力を発揮します。
葬儀のやり方や遺品の整理など、もめごとの起きやすい事柄に対して、事前に明記しておくことによって、円滑に問題を収めることが出来る場合もあります。
時間がかかる大変な作業になりますが、快活ライフでは書く内容の整理から、書き方のアドバイスまでお手伝いすることができます。
エンディングノートに記載する情報の一例
自分について
自分のこれまでの人生の歩みや、家族について、家系図など、自分についてまとめます。
好きな写真
家族との思い出の写真や、家族と出会う前の自分の写真などをまとめます。
家族、友人に伝えたいこと
これまでにお世話になった方々へのメッセージや、伝えておきたいことなどを書きます。
介護が必要になった場合の介護について
介護が必要になった場合の、入院したい病院や、介護の方式などを書きます。
資産について
自分の持っている資産や、負債、ローンなど、お金に関する情報をまとめておきます。
収入と支出について
年金の収入や、日々の生活費などの支出をまとめておきます。
葬儀業者・法事についての希望
生前予約の有無、葬儀の規模や方式、葬儀に来てほしい人や弔辞をお願いしたい人などを書きます。
セカンドライフ
定年退職後にしたい生活や、夢などを書きます。
フラワー典礼ではエンディングノートが好評です
エンディングノートを未来のノートと考え、「これから最後までどう生きるか」を書き記すことをしてみませんか?
書く様式や項目が決まっているわけではありません。
例えば、幼い頃からどんなことがあったのかを書き出してみると、現在の自分という人間形成が見えてきます。
疎遠になった人の名前を連ねるもよし、自分の財産をどうしたいかなど、これまで生きてきた人生のことやこれからどんな人生を過ごしたいか、もしも自分の墓を造るとしたら、墓碑銘は何を刻んでみたいか、家族に残しておきたい思いなど、思いついたことを書いてみましょう。
エンディングノートを書き上げることが大切なのではなく、書きながら自分の人生を考えられる良いツールなのです。
自分がどんな終活をしたいのかを見つけることができるでしょう。
エンディングノートが必要な方は『 フラワー典礼 』まで、お問い合わせください。
後悔のないよう、より良い人生を過ごすための”終活”をしましょう。