
大切なご家族が旅立たれたとき、あるいは新しく家を構えられたとき。
多くの方が、仏壇の購入というテーマに向き合うことになります。
しかし、いざ仏壇店を訪れてみると、種類の多さに戸惑う方が少なくありません。
金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇。
価格も数万円のものから百万円を超えるものまで、実にさまざまです。
さらに厄介なのが、宗派によって選ぶべき本尊やお仏壇の形式が異なるという事実です。
「実家の宗派がよくわからない」
「浄土真宗と言われたけれど、本願寺派か大谷派かまでは知らない」
こうした声は、高崎市内でも数多く聞かれます。
この記事では、高崎市で仏壇の購入を検討している方に向けて、宗派別の選び方と費用相場を、現場の視点を交えて詳しく解説します。
仏壇は一度お迎えすれば、何十年にもわたって毎日の暮らしとともにあるものです。
価格の安さや見た目の好みだけで選んでしまうと、後から宗派の違いに気づき、買い直しを迫られることにもなりかねません。
読み終える頃には、ご自身の家に合った一基を、迷わず選べるようになっているはずです。
なぜ仏壇選びで「宗派」の確認が欠かせないのか
仏壇を選ぶ際、最初に確認すべきことは家の宗派です。
理由は単純で、仏壇の中に安置する本尊やお位牌の祀り方が、宗派ごとに明確に定められているためです。
たとえば浄土真宗では、本尊として阿弥陀如来を安置し、お位牌そのものを用いない習わしがあります。
一方で日蓮宗では、大曼荼羅を本尊として掲げ、両脇に大黒天と鬼子母神をお祀りするのが一般的です。
宗派を確認しないまま仏壇や本尊を購入してしまうと、後から菩提寺の住職に指摘され、買い直しになるケースも実際にあります。
これは仏壇店で日々相談を受けていると、決して珍しい話ではありません。
高崎市内には、江戸時代から続く旧家や、代々同じ菩提寺とお付き合いのあるご家庭も多く残っています。
一方で、進学や就職を機に群馬県外から移り住み、実家の宗派を正確に把握していない世帯が増えているのも事実です。
高崎市は人口36万人を超える群馬県を代表する中核市であり、上越・北陸新幹線や関越自動車道が集まる北関東屈指の交通拠点として発展してきました。
交通の利便性が高いぶん、転入者も多く、家族の宗派があいまいなまま何十年も過ぎているというご相談を、私たちは珍しくないものとして受け止めています。
もし宗派がわからない場合は、慌てて仏壇店に足を運ぶ前に、まず実家のお墓や菩提寺の連絡先を確認することをおすすめします。
お墓の墓誌や、法事の際に渡された会葬礼状にも、宗派名が記載されていることがあります。
菩提寺がわかれば、電話一本で宗派を教えてもらえるはずです。
この最初の確認こそが、仏壇選びで失敗しないための、もっとも重要な一歩になります。
【宗派別】仏壇の選び方とご本尊の違い
ここからは、日本の仏教における代表的な宗派ごとに、仏壇と本尊の選び方を具体的に見ていきます。
浄土真宗(本願寺派・大谷派)
浄土真宗のご家庭では、金仏壇を選ぶのが正式とされています。
これは、浄土真宗の本尊である阿弥陀如来がいらっしゃる極楽浄土の荘厳さを、金箔や漆塗りによって表現しているためです。
浄土真宗には大きく分けて本願寺派(西本願寺)と大谷派(東本願寺)があり、この二派で仏壇の細部が異なる点に注意が必要です。
本願寺派の仏壇は、本尊を安置する宮殿と呼ばれる部分の屋根が一重のこけら葺きで、金箔押しにより全体が金色に見えるつくりです。
対して大谷派の仏壇は、宮殿の屋根が二重の瓦屋根で、黒漆塗りの部分が多く見られるつくりになっています。
本尊の背後にある後光の数も、本願寺派は八本、大谷派は六本と異なります。
さらに本尊の両脇にかける掛軸も、本願寺派と大谷派で名号の書き方が違うため、間違えて購入しないよう注意しましょう。
現場の経験から申し上げると、関東地方では浄土真宗のご家庭であっても、正式な金仏壇ではなく唐木仏壇を選ばれる方が一定数いらっしゃいます。
金仏壇が主流の北陸や岐阜地方に比べ、関東では住宅事情やデザインの好みから、唐木仏壇を選ぶ実例が多いためです。
その場合でも、本尊や仏具については必ず本願寺派用、あるいは大谷派用のものを揃えるようにしてください。
仏壇の見た目だけでなく、中に納める仏具まで宗派に合わせることが、正式なお祀りの基本です。
浄土宗
浄土宗の本尊は、舟形の光背を背負った阿弥陀如来、通称「舟立弥陀」です。
法然上人を宗祖とする浄土宗では、本尊の両脇に法然上人と善導大師の掛軸をお祀りします。
浄土真宗と同じく阿弥陀如来を本尊としますが、位牌を用いる点や、仏壇の形式に厳密な決まりが少ない点が異なります。
そのため浄土宗のご家庭では、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇のいずれを選んでも大きな問題にはなりません。
住まいのインテリアや予算に応じて、自由度高く選べることが浄土宗の特徴と言えるでしょう。
ただし本尊と脇侍の掛軸だけは、浄土宗用のものを用意する必要があります。
購入前に、菩提寺の住職へひと声かけておくと安心です。
禅宗(曹洞宗・臨済宗)
曹洞宗と臨済宗は、どちらも禅の教えを重んじる宗派で、本尊には釈迦如来坐像を安置します。
曹洞宗では釈迦如来の両脇に道元禅師と瑩山禅師の掛軸を、臨済宗では観音菩薩と達磨大師の掛軸をお祀りするのが一般的です。
高崎市にお住まいの方には、実は身近な話かもしれません。
高崎のシンボルとして知られる少林山達磨寺は、禅宗の流れをくむ黄檗宗の寺院で、北辰鎮宅霊符尊を本尊としてお祀りしています。
だるま市で知られるこのお寺のように、禅の文化は高崎の暮らしに古くから根づいています。
もっとも、黄檗宗はごく少数の宗派であり、高崎市内の多くのご家庭は曹洞宗や臨済宗、あるいは他の宗派に属しています。
達磨寺の存在を、地域全体の宗派の目安にはできない点にはご注意ください。
禅宗のご家庭では仏壇の形式に厳密な決まりはなく、唐木仏壇を選ばれる方が多い傾向にあります。
木の質感を活かした落ち着いたデザインが、禅の静けさに通じると感じる方が多いのかもしれません。
日蓮宗
日蓮宗では、法華経の教えを凝縮した大曼荼羅を本尊として掲げます。
大曼荼羅は掛軸や板本尊の形で仏壇の中央に安置し、両脇には大黒天と鬼子母神の掛軸をお祀りします。
日蓮宗の仏壇選びで特に注意したいのは、本尊が仏像ではなく文字曼荼羅である点です。
仏壇店によっては仏像タイプの本尊しか展示していない場合もあるため、日蓮宗向けの本尊を扱っているか、事前に確認しておくと二度手間を防げます。
仏壇の形式自体には厳密な決まりがなく、唐木仏壇、モダン仏壇のどちらも選ばれています。
真言宗・天台宗
真言宗の本尊は大日如来で、弘法大師(空海)を脇侍として祀ります。
天台宗の本尊は釈迦如来や阿弥陀如来など複数の解釈があり、伝教大師(最澄)を脇侍として祀ります。
どちらも密教的な荘厳さを重んじる宗派であり、金仏壇を選ぶご家庭も少なくありません。
とはいえ絶対的な決まりというわけではなく、実際には唐木仏壇やモダン仏壇を選ぶご家庭も増えています。
大切なのは、本尊と脇侍だけは宗派に合わせて正確に揃えることです。
宗派がわからない場合の確認方法
ここまで宗派ごとの違いを見てきましたが、そもそも自分の家の宗派がわからないという方も多いはずです。
その場合、もっとも確実な方法は菩提寺に直接問い合わせることです。
菩提寺がわからない場合は、お墓の管理事務所や、過去の法要でお世話になった葬儀社に確認すると、手がかりが得られることがあります。
仏壇店の店頭でも、位牌や過去の写真をお持ちいただければ、宗派を推測するお手伝いができる場合があります。
ただし店頭での推測はあくまで参考程度にとどめ、最終的には菩提寺への確認を優先してください。
仏壇の種類と特徴(金仏壇・唐木仏壇・モダン仏壇)

宗派の確認と並行して、仏壇そのものの種類も理解しておく必要があります。
現在の仏壇市場は、大きく金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇の三つに分けられます。
金仏壇は、白木の素地に漆塗りと金箔を施した、絢爛豪華なつくりの仏壇です。
彫刻、漆塗り、蒔絵、金具細工など、複数の伝統工芸士が分業で仕上げるため、手間と時間がかかり、価格も高くなる傾向があります。
主に浄土真宗のご家庭で選ばれますが、他の宗派で選んでも問題はありません。
唐木仏壇は、黒檀や紫檀といった木目の美しい銘木を活かした仏壇です。
木材そのものの質感を楽しめるデザインで、和室にも洋室にも馴染みやすく、幅広い宗派で選ばれています。
使用する木材の希少性や使用量によって、価格に大きな幅が出るのが特徴です。
モダン仏壇は、家具調仏壇とも呼ばれ、リビングやフローリングの部屋にも自然に置ける現代的なデザインの仏壇です。
ウォールナットやタモなど、洋家具でよく使われる木材が用いられ、扉のないタイプや壁掛けタイプなど、形状も多様化しています。
仏間のない住宅が増えている高崎市内でも、モダン仏壇を選ばれる若い世代が着実に増えている印象です。
どのタイプを選ぶ場合でも、置き場所の寸法を事前に測っておくことが欠かせません。
仏間の高さや奥行きに対して仏壇が大きすぎたり、逆に小さすぎて見劣りしてしまったりする失敗は、購入後によく聞かれる後悔のひとつです。
仏壇の置き場所と方角の基本
仏壇を購入する前に、置き場所と方角についても基本を押さえておくと、購入後の設置作業がスムーズになります。
仏壇の向きについては、大きく分けて2つの考え方があります。
一つは南面北座説と呼ばれる考え方で、仏壇を部屋の北側に置き、南向きに安置するというものです。
古来、目上の存在は南を向いて座るとされてきたことに由来し、曹洞宗や臨済宗など禅宗系の宗派で比較的よく見られる考え方です。
もう一つは西方浄土説と呼ばれる考え方で、仏壇を東向きに置き、拝む人が西方にあるとされる極楽浄土に向かって手を合わせるというものです。
浄土真宗や浄土宗のご家庭で意識されることが多い考え方です。
このほかにも、自分の宗派の総本山がある方角に向けて安置するという考え方もあります。
もっとも、これらはあくまで一つの目安であり、絶対的な決まりというわけではありません。
実際には、方角にこだわりすぎるよりも、家族が毎日無理なくお参りできる場所を優先したほうがよいというのが、現場での実感です。
方角以上に気をつけたいのは、避けるべき場所です。
直射日光が当たる場所、キッチンや浴室など湿気の多い水回りの近く、エアコンの風が直接当たる場所は、いずれも漆や木材を傷める原因になるため避けましょう。
また、仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合には、向かい合わせに配置しないこと、神棚の真下に仏壇を置かないことの2点に注意してください。
神棚は人の目線より高い位置に、仏壇はそれより低い位置に、少し中心をずらして安置するのが望ましいとされています。
仏壇とあわせて準備したい位牌・数珠
仏壇を購入する際には、仏壇本体だけでなく、お位牌や数珠もあわせて準備することになります。
お位牌は、四十九日法要までに、白木の仮位牌から本位牌へと作り替えるのが一般的です。
本位牌には戒名、俗名、没年月日、行年を彫刻するため、注文から納品までに数週間かかることも珍しくありません。
仏壇を新調するタイミングと本位牌の作成時期が重なる場合は、余裕を持って早めに仏壇店へ相談することをおすすめします。
なお浄土真宗のご家庭では、位牌を用いず、代わりに法名を記した過去帳や法名軸を用いるのが正式な作法とされています。
これも、宗派によって準備するものが異なる代表的な例といえるでしょう。
数珠についても、宗派ごとに正式な形状や持ち方が異なります。
片手で扱う略式の数珠は宗派を問わず使えますが、より正式な二連の本式数珠を新調する場合は、宗派に合わせた形状を選ぶと安心です。
仏壇店の多くは、位牌や数珠についても相談に応じてくれますので、仏壇と一緒に必要なものを整理しておくと、法要当日までの準備がスムーズに進みます。
高崎市で仏壇を購入する際の費用相場
仏壇選びにおいて、多くの方がもっとも気になるのが費用でしょう。
ここでは種類別の価格帯と、仏壇本体以外にかかる費用について解説します。
仏壇本体の価格帯
金仏壇の価格相場は、80万円から150万円程度です。
使用する金箔の質や量、内装を手がける職人の技量によって、価格は大きく変動します。
唐木仏壇の価格相場は、60万円から110万円程度です。
使用する銘木の種類や、無垢材を使うか集成材を使うかによって、価格差が生まれます。
モダン仏壇の価格相場は、5万円から50万円程度と幅が広く、コンパクトなタイプであれば数万円から購入できます。
下台のない上置きタイプの仏壇であれば、30万円前後が目安です。
一人暮らしの方や、集合住宅にお住まいの方向けのミニ仏壇であれば、3万円から10万円程度で揃えられるものもあります。
仏具一式・開眼供養など付随費用
仏壇本体の価格に加えて、忘れてはならないのが仏具一式の費用です。
香炉、燭台、花立のいわゆる三具足に、おリン、仏飯器、茶湯器などを加えた基本的な仏具セットは、素材やグレードによって価格に幅があります。
真鍮製かアルミ製かといった素材の違いによって耐久性と価格が変わるため、長く使うことを考えると、ある程度質のよいものを選んだ方が結果的に満足度は高くなる傾向があります。
さらに、新しい仏壇に本尊やお位牌をお迎えする際には、開眼供養(魂入れ)という法要を行います。
開眼供養のお布施は、一般的に3万円から5万円程度が目安とされています。
四十九日法要や納骨式とあわせて行う場合は、この金額に1.5倍から2倍程度を上乗せするのが一般的です。
また、これまで使っていた古い仏壇を処分する場合には、閉眼供養(魂抜き)を行う必要があります。
こちらのお布施の相場も、1万円から5万円程度とされています。
寺院によって考え方が異なるため、正確な金額は菩提寺に直接確認することをおすすめします。
予算別のシミュレーション例
具体的なイメージを持っていただくために、予算別の一例をご紹介します。
30万円前後の予算であれば、上置きタイプのモダン仏壇と、基本的な仏具セットを揃えることができます。
50万円から80万円程度の予算であれば、床置きタイプの唐木仏壇と、開眼供養のお布施までを含めて準備できるでしょう。
100万円を超える予算であれば、本格的な金仏壇や、上質な唐木仏壇を、仏具一式とあわせてゆとりを持って選べます。
いずれの場合も、仏壇本体の価格だけでなく、仏具や法要の費用まで含めた総額で予算を考えることが、後悔しない購入の第一歩です。
購入前に確認すべき6つのポイント
仏壇選びで後悔しないために、購入前に確認しておきたいポイントを6つにまとめました。
一つ目は、設置場所の採寸です。
仏間や仏壇スペースの高さ、幅、奥行きをメジャーで正確に測り、扉を開けた状態のサイズまで確認しておきましょう。
二つ目は、直射日光と湿気を避けられる場所かどうかです。
漆や木材は紫外線や湿度の影響を受けやすく、変色や反りの原因になります。
三つ目は、地震対策です。
高さのある仏壇は、転倒防止の金具やジェルマットを併用することを強くおすすめします。
四つ目は、古い仏壇の処分方法です。
買い替えの場合、閉眼供養を済ませたうえで、仏壇店に引き取りを依頼できるケースが多くあります。
購入前に、引き取りサービスの有無や費用を確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
五つ目は、購入するタイミングです。
四十九日法要や新盆、一周忌など、法要の節目に合わせて仏壇を新調するご家庭が多く見られます。
ただし「いつまでに買わなければならない」という厳密な決まりはありませんので、ご自身のペースで検討して問題ありません。
六つ目は、保証とアフターサービスです。
漆の塗り直しや金具の修理など、仏壇は長く使うものだからこそ、購入後のメンテナンス体制が整っている店舗を選ぶことが大切です。
高崎市で仏壇選びをする際の相談先と注意点
最後に、実際に高崎市内で仏壇を探す際の、店舗選びの視点についてお伝えします。
仏壇業界には、消費者が安心して購入できるよう、品質や産地の表示ルールを定めた自主規制の仕組みがあります。
その中心となっているのが、公正取引委員会と消費者庁の認定を受けた仏壇公正取引協議会です。
この協議会に加盟している店舗であれば、唐木仏壇の産地や材質について、一定の表示基準に沿った説明を受けられます。
また、全国の仏壇・仏具専門店で構成される全日本宗教用具協同組合では、仏壇の選び方に関する基礎知識や、仏事コーディネーターという資格制度についての情報が公開されています。
初めて仏壇を購入される方は、こうした業界団体の情報にも目を通しておくと、店舗選びの判断材料が増えるはずです。
高崎市は、だるま市で知られる少林山達磨寺をはじめ、古くからの寺院や旧家が多く残る一方で、市外からの転入者も多い土地柄です。
だからこそ、宗派の確認と、信頼できる店舗選びの両方を、丁寧に進めていただきたいと思います。
店舗を選ぶ際は、価格の安さだけでなく、宗派ごとの本尊や仏具の違いをきちんと説明してくれるかどうかも、大切な判断基準にしてください。
複数の店舗で見積もりを取り、担当者の説明に納得できるかどうかを確かめることも、後悔のない仏壇選びにつながります。
よくある質問
仏壇はいつまでに購入すればよいですか
厳密な期限はありません。
四十九日法要や新盆に合わせて準備するご家庭が多いですが、間に合わない場合は一周忌や、心の整理がついたタイミングで購入しても問題ないとされています。
急いで決めるよりも、宗派の確認や店舗の比較検討に十分な時間をかけることのほうが大切です。
宗派を間違えて仏壇や本尊を購入してしまったらどうなりますか
購入直後であれば、店舗によっては本尊や仏具の交換に応じてもらえる場合があります。
まずは購入した店舗に相談し、あわせて菩提寺にも事情を伝えて指示を仰ぐとよいでしょう。
こうした行き違いを防ぐためにも、購入前に宗派を確認しておくことが何より重要です。
仏壇と神棚を同じ部屋に置いても大丈夫ですか
同じ部屋に置くこと自体は問題ないとされていますが、避けたほうがよい配置が2つあります。
一つは、仏壇と神棚を向かい合わせに置くことです。
どちらかにお参りする際、もう一方に背を向ける形になってしまうため、失礼にあたるとされています。
もう一つは、神棚の真下に仏壇を置くなど、完全な上下関係で配置することです。
神棚は人の目線より高い位置に、仏壇はそれより低い位置に、少しずらして安置するのが望ましいとされています。
仏壇のサイズはどうやって決めればいいですか
まず設置を予定している場所の高さ、幅、奥行きを実際に測ることから始めます。
その際、仏壇の扉や地袋を開けた状態の寸法まで確認しておくと、設置後に扉が壁や家具に当たるといった失敗を防げます。
仏間がない住宅では、上置きタイプやモダン仏壇など、コンパクトな形式から検討するのも一つの方法です。
古い仏壇の処分はどうすればいいですか
まず菩提寺に閉眼供養(魂抜き)を依頼し、本尊とお位牌の魂を抜いていただきます。
そのうえで、新しい仏壇を購入する店舗に引き取りを依頼できるケースが多くあります。
購入を予定している店舗に、古い仏壇の引き取りサービスがあるかどうかを、見積もりの段階で確認しておくと安心です。
兄弟姉妹で仏壇選びの意見が分かれたときはどうすればいいですか
デザインの好みや予算感の違いから、家族内で意見が分かれることは珍しくありません。
まず優先すべきは、宗派に合った本尊と仏具を揃えられるかどうかという、動かせない条件です。
そのうえで、今後主に仏壇をお守りしていく方(多くの場合は実家を継ぐ方)の意見を尊重しつつ、他の家族の希望も予算の範囲で取り入れていくのが現実的な進め方です。
可能であれば、家族そろって店舗に足を運び、実物を見ながら話し合うと、写真だけで判断するよりも意見がまとまりやすくなります。
まとめ
仏壇選びは、宗派の確認から始まります。
浄土真宗、浄土宗、禅宗、日蓮宗、真言宗、天台宗、それぞれに本尊と祀り方の決まりがあり、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇という形式の違いも理解しておく必要があります。
費用面では、仏壇本体だけでなく、仏具一式や開眼供養、古い仏壇の閉眼供養までを含めた総額で考えることが、後悔しない予算計画につながります。
高崎市には、交通の利便性の高さゆえに、多様な家庭環境の方が暮らしています。
だからこそ、ご自身の家の宗派を丁寧に確認し、信頼できる店舗で相談しながら、心から納得できる一基を選んでいただきたいと願っています。

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